年金
 そもそも年金とはなんぞや?
 ごく一言でいうと、「毎月掛金を払っておいて、将来、年間いくらでお金を受け取る。」というものです。
 毎月の掛金とは保険料。お金を受け取るというのは保険給付。将来とは、ここでは「年を取ったら」
 という意味で年金の世界では「老齢」といいます。

 保険事故
 保険給付の原因となる出来事を保険事故といいます。
 今ひとつわかりにくいかもしれませんが、定義的な言い回しをすると「生活のための所得を減少若
 しくは喪失させる事故、又は生活のための所得をもって賄いきれないような失費(出費)を発生させ
 る事故で、その発生が保険給付を行う原因となるもの」のことです。

 簡単にいうと、「生活していく上で経済的に困るような出来事」のことで、負傷、疾病、障害、死亡、
 出産、老齢、失業などがこれにあたります。
 負傷、疾病はわかりやすいですね。病気やケガで働くことができなければ、収入を得られず生活に
 困ります。障害や失業もわかるでしょう。
 死亡は、一家の大黒柱が死んだら残された家族は路頭に迷いかねないことから保険事故です。
 ピンと来ないのは、出産や老齢。出産は、一般的にはおめでたい話ですが、多額の出費をともなう
 ので、経済的には困ることと考えます。
 老齢は、長寿という意味ではおめでたいのでしょうが、年取って働けなくなると収入を得ることがで
 きないので、経済的には困ったことと見るのです。
 国民年金、厚生年金では、「老齢、障害、死亡」の3つが保険事故となります。
 
 保険者
 保険を運営する主体である組織なり機関を保険者といいます。
 社会保険の保険者は、ほとんどが国(政府)ですが、医療保険では、市町村(特別区含む。)や健
 康保険組合、共済組合も保険者となります。
 年金以外のものも入っていますが各制度について定めている法律と保険者をまとめておきます


  

 被保険者
 保険給付を受ける人のことです。どんな人が被保険者になるのかは、各法律によって定められて
 おり、国民年金は「国民年金法」、厚生年金は「厚生年金保険法」で定められています。
 余談ですが、国民年金では、保険給付のことを「給付」といい、厚生年金では「保険給付」といいま
 す。これは国民年金には、被保険者であっても保険料を負担しないで給付を受けることができる
 場合があるためです。
 つまり、「あらかじめ保険料を支払っておき、保険事故が発生したときに、保険給付を受ける。」とい
 う保険原理からすれば、給付だけを受けるのは、この原理から外れるというのが理由のようです。
 もうここは選択式で出てきても大丈夫ですね。
 そういえば、国民年金は、法律の名称にも「保険」という文言が入っていませんね。