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要チェック! ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
   
白書の一般非常識!の部 −厚生労働白書(21)−

今回は、平成22年版厚生労働白書から「社会保障の役割の再定義〜消費型・保護型社会保障から参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)へ」についての出題です。厚生労働白書は本試験において、選択式で出題されることが多く、みなさんご存知のとおり、1科目あたり5問の出題のうち3点以上得点しなければなりません。選択式は、択一式と違って一連の文章問題ですので、1箇所間違ってしまうと総倒れになることが多く、「流れ」を掴んでおくことが足元をすくわれない一番の対策となります。今回の一般非常識対策に続いて会員専用非常識では、さらに続きをみていきますので、会員の方は必ずチェックしておいてください。

文中の【 】で囲った部分は選択式囲っていなくて色文字になってる箇所は択一で問われる可能性がありますので、よく確認していきましょう。

 

厚生労働省では、これまで、【少子高齢化の進展】に対応して、【介護保険】の導入など新しい対策も打ち出してきたが、各制度ばらばらに改革を行ってきた結果、制度のすきまが生じるなど、【セーフティネット】としての機能が弱っている。

今後、【医療、福祉、雇用、年金】などの各制度が相まって国民一人ひとりが安心して暮らせる社会の姿を制度横断的に検討していかなければならない。その際、社会保障が「【機会の平等】」の保障のみならず、広く国民全体の可能性を引き出す【参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)】の考え方に立って、より質の高い社会の実現を目指す必要がある。

【参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)】とは、かつての【社会保障(「消費型・保護型社会保障」】と名づける)とは異なる新たな概念である

「消費型・保護型」では、保護すべきニーズを満たすことに主眼が置かれ、サービスが消費されるだけで終わってしまい、それだけでは何も生み出さない。一方、「参加型」では、本人の能力を最大限に引き出し、労働市場、地域社会や家庭への参加を促すことを目的とする。

 

ご理解は進みましたでしょうか。
今回は、「社会保障の役割の再定義〜消費型・保護型社会保障から参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)へ」について、厚生労働白書の重要ポイントを確認しました。会員専用非常識では、さらに引き続いて確認していきます。

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